将来の夢は村おこし

Nayuki2007-01-29


もしかしたらすぐに消してしまうかもしれないけど、ふと気が向いたので書いてみます。

私は気づけばここ10年近く、出版関係の仕事に関わっているのですが、そもそも出版関係の仕事に魅力を感じたきっかけと言うのが、冊子媒体を通じて「村おこし・町おこし」ができれば、といった漠然なる思いからでした。(そういう理由で、私が企画するページは人や地域、コミュニティを巻き込んだものが自然と多かった。)

ニューヨークに住む日本人へ向けた新聞の1つに「NYジャピオン」*1といった名前の冊子があるのですが、2001年の4月に発行されてから瞬く間にNY在住日本人コミュニティに広まったのも、「こちらで仕事がしたいのですが」と自ら飛び込んでいったのも、やっぱり村(日本人コミュニティ)おこし的要素が含まれていたからのような気がします。

と言っても、近頃NYジャピオンはその分野を日本人コミュニティからNYレストランというターゲットに向かって徐々にシフトしつつあるので、日本人コミュニティに根付いた、人を沢山巻き込んだ、面白い!と思える日本語冊子がニューヨークから減りつつあるのはものすごく残念です。

かくいう私も、「ニューヨークの日本人」という分野をターゲットにした村おこしに関わるのは十二分に楽しんだ気がするので、また別の分野のコミュニティ活性に携わりたいと考え始めているのですが、アイディアがあっても資金が足りない….
そしてそんな壁にぶつかっている今、<運やお金を掴むのも才能のうち>という言葉が胸に痛く突き刺さります。

多分、内輪の人々しか理解できない内容で申し訳ないのですが、とりいそぎ近況報告です。

Nayuki2007-01-19

ニューヨークで多分、人気が出てきたチョコレート専門店*1でのひとこま。
でもってその後に出掛けたのはジューイッシュ移民博物館*2
2階フロアがナチス被害の歴史館になっているのを見て思ったのですが、ユダヤ人が人権迫害を受けたのは事実でそれはとても痛ましい事だけど、ユダヤ人口の多い現在のアメリカ政界*3イラクに対して行なってる事を見ると、あなたたち随分矛盾しているねと思うわけです。被害者の顏して実は加害者なんてのは世の中にごろごろ転がっている話ではありますが。
悲惨な歴史展示物を見て、胸を痛めつつも複雑な心境で、銃を向けられている人の白黒写真を前にどうしたものかとちょっと考え込んでしまいました。

costcoで買ったチューリップ

Nayuki2007-01-08

量販店のcostco*1で買ったチューリップに花がつき始めました。
球根からわずか5、6センチの茎が出ていただけなのに、2週間ちょっとで茎は50〜60センチの長さにまで成長し、いつの間にかつぼみと花が。
肉眼でみると真っ白なのですが、レンズを通すとほんのりピンクがかってそれはまたそれできれいです。

2週間も育てているのに、チューリップに関するあれこれは意外と無知である事に気がつきました。という事で、以下は富山県が発信しているチューリップに関するまめ知識が得られるホームページ。富山県で生まれた「富山産チュ−リップ」の交配過程なども紹介されており興味深いです。

チューリップ王国とやま
http://tulip.agri.pref.toyama.jp/tulip/index.html

Everybody Loves Raymondのフランクおじさん

Nayuki2006-12-14

アメリカの人気コメディ・ドラマ、"Everybody Loves Raymond"*1 *2でレイモンドの父親役、フランクを演じていたPeter Boyle氏*3 *4が亡くなりました。
http://www.cnn.com/2006/SHOWBIZ/TV/12/13/boyle.obit.ap/index.html
2005年をもって"Everybody Loves Raymond"のドラマシリーズは終了してしまったので、特番のような形で年に1度などドラマが製作されるのを秘かに楽しみにしていたのですが、フランクがいなくなってしまったのではもう無理です。私の中ではビートルズの生セッションが聴けなくなるのを嘆くようなファン心理と全く同じなのですが。
ちなみにPeter Boyle氏を日本の芸能人に例えるとしたら、いかりや長介*5かな、多分。ちょっとこわもてだけど、人情溢れ、コメディ心に溢れ、才能も多岐に渡る人物です。
"Everybody Loves Raymond"での役名がフランクなのも、ドラマ中のハロウィンでの変装が毎回フランケン・シュタインだったのも、1974年に製作された映画"Young Frankenstein"*6で自ら演じたフランケン・シュタインをもじったもの。しかもフランケン・シュタインに仮装する度に、どことなく嬉しそうに見えたのは気のせい?

余談:語学上達をアメリカで望む際、まず薦められるのが"Everybody Loves Raymond"を観る事。英語も簡単だし、ストーリーも分かりやすい。そしてなにより楽しい。一昔前の人たちの間ではもう1つのコメディ・ドラマ、"Seinfeld"*7が主流だったので、場合によってはこちらを薦められる場合もあります。

Man VS Wild

近頃、久々に見入ってしまったTV番組が、ディスカバリー・チャンネルで放送されている"Man VS Wild"*1
イギリス出身の冒険家、Bear Grylls氏*2大自然の中でのサバイバル術を伝授するといった内容なのですが、もちろん食物も一切携帯していないので、鳥の巣の中に卵を見つければ殻ごとばりばり噛み砕き、ヘビを捕まえれば生きたまま食いちぎり、その一挙一動がワイルド。
見た目も(また実際も)若いのに、類い稀なる知識と度胸、好奇心を状況に応じて巧みに操作する部分は、素晴らしいの一言。久し振りに<この人は一体どういった道を歩んできたのだろう>と、人の人生に対する興味が湧きました。
・Bear Grylls公式サイト:http://www.beargrylls.com/

そして彼のHPを覗いていてふと思い出した人物が、日本の探検家、野口健氏。
確か5、6年前に生放送で出演していた彼のインタビューを見た際に、「最近僕はTVに沢山出ているけど、それはTVに出たいから出ているのではなくて、登山にはお金がかかり、スポンサーが必要で、自分がこうしてメディアに姿を晒して資金を稼がなければならないから出演しているだけだ」と真正直に答えている姿に好感を持った覚えがあります。
アメリカではクリスマスの時期になると寄付の呼び掛けが多くなり、実際に一般の人々は様々な形で寄付をするので、私もできるだけ綺麗な衣類や書籍などをどこかに寄付するようにしているのですが、私にいつか経済的余裕ができた際は、こうして世界の大自然と対する冒険家の人々に、少額でもよいから寄付をするのが将来の目標の1つです。
野口健氏の公式サイト:http://www.noguchi-ken.com/