Webでできる事を紙でやる

久し振りに和書を買いました。根本きこさんの「きこごよみ」と佐藤幹夫氏の村上春樹解説本。
2001年を過ぎた辺りから、Webの普及によって紙媒体が危うい。という事を散々言われてきたけど、日系書店のライフスタイル本の充実ぶりを眺めてふと思った事と言えば、冊子がWeb模倣をする事によってうまく状況展開できているような気がする事。きれいな写真。簡潔な文章。冊子サイズの縮小。紙の上でも「スクロール」する回数を減らして、1ページずつ読み切る構成。
あとはWebにテキスト掲載して、認知度が出てきたら出版。Webで無料掲載しながらも実は十分宣伝活動は果たしているので、その世界に閉じこもりたい人は必ず書籍の方に手が伸びる仕掛けになってたりとか。とにかく紙媒体はきっと大丈夫。Webをうまい事戦略に使えば、パワーアップするしかないから。