Move to philly

ニューヨーク高級地化計画のおかげで、ニューヨーク=アーティストの街伝説も廃れつつあります。古いロフトが取り壊されたあとには、中流階級以上を対象にしたアパートが続々出現。アーティストはニューヨークを追いやられる一方なのです。
そこでフィラデルフィアがニューヨークのアーティスト救済に立上がった!なる見出しで紹介されていたのが、フィラデルフィア広告学校の生徒たちが制作したというウェルカム・フィリー*1・キャンペーンのコピー。
"Being In A Garage Band Gets Harder When You Have No Garage."
(ガレージがなければガレージ・バンドを組むのも増々難しくなる。)
"Because Sid & Nancy Don't Live At The Chelsea Hotel. Ethan Hawke Does."
(シド&ナンシーはチェルシー・ホテルにはいないよ。いるのはイーサンホークさ。)
"For Artists' Lofts Actual Can Afford, Try Below Canal Street, 80 Miles Below."
(アーティスト用ロフトの空きあり。キャナル・ストリート以南。80マイル南。)
ちなみに関連Webサイトはこちら。 http://www.movetophilly.com/
アーティストがロフトを改造して暮らしていたダンボ(DUMBO)も、今や高級アパートの建築ラッシュだし、仕事で出掛けたブルックリンの南米コミュニティ地区では、低収入層のアーティストがどんどん奥地に入り込んできて、街の雰囲気ががらりと変わってしまったと、不満めいた?言葉を地元の人がもらしてました。
あ、でも。先日、意外な場所にアーティストがコミュニティ形成を始めている事も発見したのですが、後日内容整理をしてから改めて書こうと思います。